こんにちは。地域医療連携室の重田です。
先日、ふらっと訪れた定山渓のとある温泉。
雪景色と湯けむりのなか、思いがけないものに出会いました。
なんとそこには「相田みつをギャラリー」があったのです。
皆さん、ご存知ですか。
あの『にんげんだもの』
つまづいたって
いいじゃないか
にんげんだもの みつを
一度は目にした方もいらっしゃるかもしれません。
そう、
私自身は居酒屋でよく見る(目にしている)。特に大衆居酒屋で。
額縁に入っていて、
トイレの個室や手洗い場の横に
〇〇 〇〇 〇〇 【みつを】
って書いてある、あれです。
お酒も入って、
昔は仕事の愚痴だの人生だのを語っているときに、ふと目に入る。
すると不思議と、妙にしみる。
「まあ…そうだよな」
「俺だけじゃないよな」
みたいな気持ちになるんですよね。
で、その定山渓の温泉。
相田みつをさんの展示があったり、
なんと詩が浴場に飾られており、眺めながら温泉に浸かれるんです。
体はあったまるし、心はほどけるし、
「今、自分、ちょっといい時間過ごしてるな…」そんな気分になりました。
ただ、
相田みつをさんのことを深くは知りませんでした。
いい詩を書く人、という印象はありましたが、
どんな人生を送ってきたのかまでは知らなかったんです。
でもそのギャラリーには、生い立ちや人生が紹介されていて。
完璧じゃない。
迷って、悩んで、立ち止まっている。
だからこそ、
あの言葉たちが生まれたんだな、と。
私が特に好きだなと思った詩を紹介します。
『しあわせはいつも じぶんのこころがきめる』
環境でも他人でもなく、「自分の心次第」
シンプルだけど、刺さります。
『あなたの心がきれいだから なんでもきれいに 見えるんだなあ』
『美しいと 思う心が 美しい。』
最近、息子が素敵な景色を見て「きれいだね」と言うことがあります。
その言葉を聞くたびに、このままの純粋な心をどうか忘れずにいてほしいと思うのです。
私自身も、大人になった今だからこそ、「きれいだ」と感じられる余裕をもった心を
これからも大切にしていきたいと、思う詩でした。
『ゆっくりでいい 自分の歩幅で』
無理しないでという優しいブレーキをかけてくれますね
『ぐちをこぼしたっていいがな、弱音を吐いたっていいがな、
人間だもの、たまには涙をみせたっていいがな、生きているんだもの』
『本気
なんでもいいからさ
本気でやってごらん
本気でやれば
たのしいから
本気でやればつかれないから
つかれても
つかれが
さわやかだから』
どの言葉も共通しているのは、
無理しない 背伸びしない 人間らしさをそのまま認めるというところ。
「頑張れ」じゃなくて、
「それでもいいんじゃない?」と、そっと言ってくれる感じ。
心が、すっと軽くなる
「ちゃんとやらなきゃ」、「もっと頑張らなきゃ」
そう思いすぎているときほど、相田みつをさんの詩は響く気がします。
次に居酒屋であの言葉を見たら、
たぶん前より、
さらに深く沁みる気がします。
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